ちょっと前ですが、大丸ミュージアム・心斎橋で開催されていた「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」を見てきました。この「四大ディナーセット」とは、
・ベルリン・デザート・セルヴィス(ベルリン王立磁器製作所、ドイツ)
・カメオ・セルヴィス(セーヴル王立製作所、フランス)
・グリーン・フロッグ・セルヴィス(ウェッジウッド、イギリス)
・聖ゲオルギー・セルヴィス(モスクワ郊外のフランツ・ガルドネル製作所とサンクトペテルブルク帝室磁器製作所、ロシア)
のことだそうです。えっと、セルヴィスとは食器セットのことで、一般的には、ごはん用、お茶用、そしてデザート用などがあるようです(*0)。そして、説明によれば「白く輝く磁器が西洋でも焼かれるようになって間もないこの時代、たいへん高価で貴重であった磁器を贅沢に用いた晩餐会は、それ自体がロシア帝国の繁栄と女帝の絶大な権勢や財力を象徴するものでした」(*1)とのことです。だから、単にきれいだとか豪華だとか言うのではなくて、「いつ」そして「だれ」などのコンテキストをきっちり理解して鑑賞する方が良いのですね。
そういう理屈は頭ではわかるのですが、もっと個人的に見ることもできます。要は、欲しいか欲しくないかです。で、欲しいのがありました。フランス・セーヴルの青い色をした食器です。心から美しいと思いました。しかし、どんなに足をバタバタしても買えませんから、かわりにお菓子の入ったカンカンを自分のおみやげに。
ただのカンカンですが、なかなかすてきです。デザインは、まず、王冠。その下にローマ数字の「II」、それを囲むように「E」が見えます。側面には古代ギリシア風かローマ風の浮き彫りみたいなのがありますが、これがカメオを模しているのでしょう。カンカンなので浮き彫りじゃなくてツルツルですが(笑)。
(*0) столовый сервиз, чайный сервиз, десертный сервиз.
(*1) http://www.daimaru.co.jp/museum/shinsaibashi/ekaterina.html
セーヴルの美しい青色などは、本家 エルミタージュ美術館のページをおすすめします。
英語 http://www.hermitagemuseum.org/html_En/04/2005/hm4_1_119.html
ロシア語 http://www.hermitagemuseum.org/html_Ru/04/2005/hm4_1_119.html
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