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2008年11月

2008年11月30日 (日)

木星と金星

Sora_081130

今日、夕方の空です。南西です。上が木星、下が金星です。普通のデジカメで撮りました。明日、月曜日はこの2つの星に三日月が近づくようです。晴れていたら、きっと美しい眺めでしょうね。

男: ほら、上に見える、2番目に明るい星が僕の星だよ。
女: じゃあ、下の、1番明るい星は誰の星なの?
男: それは、もちろん、君の星さ。君はこの世で一番美しいからね。
女: まあ、うれしいわ。
男: (女の顔を見つめる)
女: でも、なんであたしの星が下にあるん?ん?何とか言いぃな?

… みたいな会話を脳内で作成した拙者は妄想大王ですcoldsweats01

昨日見たドラマの言葉を思い出しました。「金銀や財宝を欲しがる女は良いが、権力を欲しがる女は好かん」 ピョク・ケスさまでしたね。ちょっと違っていたらすみません。

違います、拙者の考えではありません。怒らないでくださいねwink。休日なのでロシア語はおやすみです。

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2008年11月29日 (土)

「うどんすき」

スーパーで「すき焼きうどん」という商品を見つけました。どう見ても、うどんすきです。あ、でも、「うどんすき」は、ある老舗の登録商標とのことです。それで思い出しました。

そのとき、拙者はお店で友人たちによってエビ係に任命されました。エビ係とは、冷凍エビじゃなくて、生きているエビをピンで挟んで、鍋に入れる係です (*1)。人生初のエビ係でした。

鍋にエビを近づけて、煮えているお湯に入れるというその瞬間に、エビが飛んで行って、床に落ちてしまいました。お湯の熱さに、エビが耐えられなかったのです。ピンに入れる拙者の力が弱かったのも原因です。

このエビ、生きてるんと違う? って、生きています。だから、儀式にも近い「頂きます」の気持ちを込めて、エビ係は厳粛に仕事をしないといけないのですが、拙者は失敗したのです。

お店の方に来てもらい、係を辞退した拙者に替わって、エビ係をしてもらいました。が、なんと、それでもエビは飛んで行ってしまったのです。プロがやっても逃げて行ったエビは、相当元気が良かったんですね。すぐにお湯に入らなかったエビには、かわいそうなことをしましたが、料理はおいしく頂きました。また食べに行きたいです。良い季節です。

これ以来、エビ係はやっていません。しかし、無数のエビと、会ったこともないエビ係、それにエビと関わる多くの人たちがいることで、拙者の食生活が成り立っています。エエ格好するわけではありませんが、どんな場合でも「頂きます」は言いますよ。拙者にしてみれば当然のことです。

(*1) замороженные креветки

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2008年11月22日 (土)

靴は обувь です。これは靴のいろんな種類をひっくるめた「靴」の総称です。実際には、この単語以外に、靴の具体的な種類が出てきます。この点は日本語もロシア語も同じです。

ただ、ロシア語のこれが日本語のあれにきっちり対応しないかもしれません。ここが一番難しいのです。たとえば、教科書に т'уфли という単語が登場しました。学生さんのもっている辞書や単語集には、туфли に対して、いくつもの和訳が出ていました。一対一の対応ではないんですね。見つかった訳語のひとつは「スリッパ」でした。拙者はちょっとびっくりしたのですが、こういうのがあるよと見せられると現実は受け入れざるを得ません。まあ、実際に訳を当てはめて、検討した方が良さそうです。

белые туфли

たしかに、ひょっとしたら、「白いスリッパ」かもしれません。しかし、教科書の用例には、この近くに「白いドレス」とか「新婦さん」とか「結婚式」を思わせる文脈がありました。そしたら、新婦さんが結婚式で履く靴としては「白いスリッパ」はちょっとかわいそうな感じです。

ただいまより新郎新婦のご入場です、盛大な拍手をもってお迎えください って、なんでスリッパはいてんの? 誰かおしえてやってよ、一回ビデオ止める?みたいな光景を想像してしまいそうです。

しかし、もし туфли を「ウェディングシューズ」としてしまうと、日常的に使う туфли としては狭い訳語になってしまいます。

もちろん、拙者は良く登場する訳語を頭の中に用意していますが、授業では黙っています。そのかわりに、写真を見せます。これが туфли です、こんなのも туфли です … みたいに。そうすることで、学生さんたちは自分なりに туфли に対応する日本語を決めてくれます。

とくに女性ものの名称は拙者には難しいのです。これが本心です。靴や衣類の単純な名前は良いのですが、もし化粧品が出てきたら完璧に丸投げするしかないでしょうね。

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2008年11月19日 (水)

「絶対の愛」

韓国映画です。テレビでやっていました。

若い女性Aが恋愛のことで悩んでいます。彼氏が自分の容姿などに飽きたんじゃないかと。もう愛してもらっていないんじゃないかと。彼氏が喫茶店のウェイトレスを見たり、他の女性と親しく話したりするだけで、嫉妬心むき出しです。衆人環境でも躊躇することなく叫びます。ちょっとおかしなキャラですが、まあ、それほど自信がないとか、心配だとか、そんな人物設定です。

意を決した女性Aは、彼氏の前から姿を消して、整形手術を受けます。そして、名前も変えて、女性A'として生きるようになります。

数ヶ月後、整形した女性A' は、彼氏の前に現れます。もちろん、彼のほうは、それが Aが整形したA'だとはわかりません。彼は次第にA'に惹かれていきます。

ここで、この女性はどうなるのでしょうね。彼女は、今 A' である自分を彼が好きになってくれるのを喜びながらも、彼が以前 A であった自分を忘れていくのが悲しくもあります。彼女は心が壊れていきます。って、「そんなん、整形前に予想しとけよ!」とつっこみたくなります。

そして、A' = A であることを男性は女性から告白されるのですが、相当つらいです。彼女の気持ちが理解できませんし、なんか愛情を試されたみたいに感じます。

ここまではわかるのですが、なんと、男性の方も整形してしまうのです。これって復讐か? (*1)  映画の結末は悲劇です。でも、コメディーのような感じもするし、なかなか味わい深い映画かもしれません。

女性A、 女性A' と書きましたが、実際に名前が似ています。前者が「セヒ」、後者が「スェヒ」です。ハングルな方は、映画を見て確認できるでしょう。韓国語は母音がたくさんあってたいへんです。拙者が挫折したのは、このあたりです。またチャレンジしたいですが、本業が忙しいので、たぶん老後の楽しみになるでしょう。

(*1)мстить - отомстить, месть

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2008年11月12日 (水)

夕焼け

火曜日は夕焼けがきれいでした。校舎と校舎の間から、実にうつくしく見えました。でも、拙者は残念ながら、写真に撮れませんでした。授業中だったのです。

一番前に座っている学生さんに、「夕焼け、きれいですね」と話しかけると、「おおお」と返ってきました。内緒で話したつもりなのですが、皆さんが窓の外を見て、いっせいに「おおお」。携帯のカメラで撮影する方もいましたし、自分も すこしくらい夕焼けを楽しんでも良いだろうと思い、教室の電気を切りました。

そうすると、なんということでしょう、教室の窓ガラスに無数の手形がバンバンと … って、さすがにそんな恐ろしい出来事はありませんでした。

皆さんが夕焼けを愛でているあいだ、拙者は遊んでいたのではなくて、ホワイトボードに単語をメモして、あ、間違ったけど誰も見てないよねと振り返ったら、しっかり見られていました。

「夕焼け」は  веч'ерняя зар'я と言えます。
в'ечер - веч'ерний - веч'ерняя зяря
вечерний は軟変化の形容詞です。にゃににゅにぇにょ っぽくなります。

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2008年11月 9日 (日)

関係代名詞

中学生に英語の関係代名詞を教えるのにちょっと苦労したことがあります。結果的に下のような感じでマニュアル化 (?) しました。ロシア語でも同じようなことができると思います。「私が学んだ学校」を例として取り上げます。

私が学んだ学校
→ 最後の名詞の前にスラッシュを入れて区切る。
私が学んだ / 学校
→ 順序を逆にする。
学校 / 私が学んだ
→ , と関係代名詞を入れる。
学校 / [, который] 私が学んだ
→ которыйの変化形は、性、数は前の脈絡で、格 (てにをは) は後ろの脈絡で考える。

ここがややこしいかもしれません。「学校」を школа とすれば、(単数の) 女性形ですから、кот'орая を変化することになります。

語幹語尾
主格 котор ая
生格 котор ой
与格 котор ой
対格 котор ую
造格 котор ой
前置格 котор ой

これは単純です。形容詞の変化です。主格が -ая、対格は「アをウにする、ヤをユにする」という良くある原則で -ую になります。あとは、-ой です。

格は「(学校) で (学んだ)」になるので、"в + 前置格" です。которая の前置格はひとつしかないので間違えません。それは которой ですね。完成形は、

школа, в которой я учился / училась

です。

先日は、в которой を答えてもらう小テストをしました。拙者は問題文をこう書いていました。

школа, (в которой) я улился

え?正しいじゃないかって? よく見てください。最後の動詞が улился になっています。動詞 улиться は頻度の小さい単語です。これが載っていない辞書もあります。意味は「びしょ濡れになる」です。

拙者が書いたロシア語は「私がびしょ濡れになった学校」ですね。これだけではありません。この動詞はある辞書によれば会話体で下品な表現なんだそうです。「びしょ濡れ」では下品さが足らない感じです。「じょんじょろ …」にすると良いでしょうか。良い訳があればおしえてください。詳細は書きませんが、構文的にも普通でないフレーズです。

これだけではありません。拙者が書いたもとの日本語には「10年間」がありました。「私が10年間じょんじょろ … 学校」だったわけですね。

間違いを繰り返さないためにこうやって記すことにしました。次の授業では謝ります。そして一緒に笑いましょう。って、拙者が笑われるのだ。

違います!ウケ狙いで間違えたんじゃないです。これだけはわかっていただきたいです。

 

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2008年11月 5日 (水)

2丁の銃でガンガンやれそうだ

拙宅に遊びに来てくれる友人たちはだいたいゲームが好きです。Wii で遊びます。その際、リモコンがひとつだとひとりしかプレーできないので、ちょっとさびしいなぁと思っていました。ってことで、買ってきました。

リモコンとヌンチャクと、あと、この2つを組み合わせて銃の形にする Wii ザッパーです (*1)。

Wii_zapper

拙者、こういう買い物はもったいないと思わないのです。せっかくみんなで遊べるのですから。ゾンビを殺していくゲームは、同時に 2人までプレイ可能です。これまで1人がおだやかに (笑) ゾンビを殺していたのが、2人のもつ銃2丁でガンガンやっつけていけるのです。どんなにすばらしいことでしょうか。今までクリアできなかった場面も、これならなんとかなるかもしれません。

拙者がひとりだけのときは、拙者が銃を2つ持てば良いのです。そうやって、どんどん殺していけ … と一瞬 思ったのですが、銃はゲームの人物1人に1丁です。拙者にはゲームの人物2人を同時に操る技能がありません。早く来い来い次の連休。

(*1) контроллер (пульт), нунчак -> пистолет

関係ないですが、ブログのレイアウトを変えました。やっぱりセンスがないですねぇ、拙者。まず、本文の文字を大きくしました。見やすくなったかな。そして、フォントの種類を変えました。ロシア文字がそれらしく表示されるはずです。さらに、左側に「検索フレーズランキング」を出しました。どういった検索でこちらに来られたかがわかります。今は「ロシア語 形容詞 変化」などが出ています。

しかし、もちろん、ロシア語と関係ないのも多いです。拙者が見る管理者のページでは、「変顔 ストッキング」というキーワードがあったこともわかります。これが左側に表示されるとちょっと恥ずかしいですが、それも現実なので受け入れることにしますcoldsweats01

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2008年11月 1日 (土)

リョン

リョンとは лён、亜麻のことです。これからできる繊維はリネンと言います。ロシアのリョンは隠れた名産品だと思います。拙者もテーブルクロスを買ってきて、職場の小さな机にさりげなく敷いています。

何度目かにモスクワに行ったときに、いい加減にマトリョーシカなどの定番お土産は卒業したかったので、地元の方に相談したら、リョンを買いなさいと助言を頂きました。たまたまアパートの近くに、「ロシアのリョン」というお店があったので、そこで買ってきました (お店は下の写真です)。

Lyon

この単語の変化は、ちょっとだけややこしいです。原理はこうです。лён の真ん中にある ё が出没母音で、語尾が付けばこの出没母音は姿を消します。そして、子音 л の軟らかいところは、単語が変化しても保存されます (*1)。

生格の語尾 -а を付けると、льна になるわけです。лёна でも лна でもありません。それ以外の形は、たとえば льну です。同じような変化をする単語に лёд 「氷」があります。льда, льду ですね。

こういう単語は学習者泣かせです。せっかく単語の見出し形としては覚えていても、わからない時期があるかもしれません。たとえば、飲み物を注文したときに、「さりどむ?」と質問されて、「へ?」と反応してしまいそうです。これは、"Со льдом?" つまり、「氷入り (にしますか) ?」ときかれているのです。

拙者の授業では、いつかどこかで、こういうのをまとめて扱います。

(*1)
子音が軟らかいことを ' (アポストロフィー)で表します。出没母音が出たり入ったりするのを、母音とゼロ (∅) の交替だと考えて、さらに、語尾がないのは実はゼロ (∅)という語尾がついているとみなすと、変化は次のようになっていると思います。

語幹語尾
主格 l'on
生格 l'∅n a

このゼロ (∅) についてはすこしだけゼミで勉強しました。表に出てくるゼロは働きが (=機能的に) 異なるので、本当は 「∅Aさん」とか「∅Bさん」みたいに、識別できる記号をつけるべきかもしれません。でも、ややこしくなるので、もうこのへんで良いことにしましょう。また、上ではいわゆる第二生格は書いていません。

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