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2009年7月

2009年7月24日 (金)

童謡

「童謡」を辞書で見ると、
[1]子供のために作られた歌謡・詩。近代童謡は大正中期から「赤い鳥」を中心として発展した。
[2]民間に伝承されてきたわらべ唄。子守唄や遊びの時に唄う唄など。
[3]子供が作った歌や詩。
と書いてあります(大辞林)。拙者の理解とも近いです。ただ、「童謡」の前半が「子供」、後半が「歌」ですから、この部分を上の定義とは違ったようにまとめて意味を作り出すことも可能です。それは、一般の理解とは異なるかもしれませんが、言葉の使い方は多数決なので、賛同する人たちが多ければ、その意味も市民権を得ることでしょう。

引用します。

女の子が土手の上で「お手手つないで」を唄っているのを見ても、さしたる感興は湧かない。
それは、ただの子供の情景である。
だが、人生にくたびれたキャバレーの中年ダンサーたちが、ホームで電車を待ちながら、同じ唄をうたっているのを見ると、心に沁みるものがある。
彼女らが唄っているのは、唄ではなくて、「彼女らの子供時代」そのものだからである。

こう書いているのは寺山修司です。『日本童謡集』の「まえがき」の一部です。彼はこの本を編集するにあたって「どんな唄でも、それが私たちの子供時代にあった唄ならば、私は「童謡」として扱うことにした」と記しています。この理解だと、「子供」+「唄」の解釈は「大人になってから自分の子供時代を思いながら歌う歌、聞く歌」みたいな感じだと思います(*1)。実際、本の副題は「「青い眼の人形」から「唐獅子牡丹」まで」です。

拙者は沢田研二の「勝手にしやがれ」を聞くと小学校の修学旅行を思い出します。行きのバスの中で杉本君が沢田研二のまねをした姿がよほどおもしろかったのか、頭から離れないからです。帽子を投げたかどうかは覚えていませんが。その旅行で伊勢に行ったのは良いけど、かばんのファスナーが壊れて開かなくなり財布が取り出せなかったので、ろくにお土産を買って帰らなかったことなども同時に思い出します。つまり、この歌は拙者の「童謡」です。

おそらく、誰にでもこういった「童謡」があるでしょうし、その「童謡集」は人によってかなり異なるでしょう。でも、この「童謡」の解釈はなかなかすてきだと思いますし、もしかすると、たとえ辞書には書いてなくても、多くの人たちが納得するかもしれませんね。

この『日本童謡集』は両親のところに1冊おいていますが、もう1冊欲しかったので新しく買いました。とくに「まえがき」と「プロローグ」が良い文章です。

(*1) дети — детство — в детстве

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2009年7月21日 (火)

幻のアルバム

拙者は通称「ゼミ」という授業をもっています。専門に特化した授業です。年度や学期によって人数は異なりますが、だいたい10人前後です。今は普段よりちょっと多いめです。このゼミにも、卒業アルバム用の写真を撮りませんかというお誘いが来ました。日時を指定して撮影を予約すると、カメラマンさんが来てくれます (*1)。この予約は、昨年の場合、当時の4年生Oさんにしていただきました。たしか秋でしたよね。しかし、今年はすでに撮影が終わりました。

この卒業アルバムは拙者にとっては幻のアルバムです。昨年も今年もその次も、ずっと卒業しない拙者はアルバムを買わないからです。アルバムたちが拙者の上を通り過ぎていくのさ(笑)。しかし、写真はサンプルとして頂いています。昨年の写真はここにあります。今年の写真は来年にはサンプルとしていただけると期待しています。サンプルだけが残るのさ(笑)。「さ」がしつこいcoldsweats01

(*1) фотограф

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2009年7月18日 (土)

オイド

連休なのでどうでも良いことを書きます。

先日、がんばって英語の番組を見ていました。ナレーションがたびたび「ドロイド」、「ドロイド」と言っています。できるだけ日本語字幕を見ないようにしていた拙者の目が勝手に文字に行ってしまいました(*1)。見ると、字幕は「アンドロイド」です。辞書によれば、droid とは android のことだそうです。そもそも、android は、前半が「男」、後半の -oidが「…に似ている、…もどき」を表します。この単語についてはおもしろいことがありそうですが、省略します。

その翌日、健康診断の待ち時間に「メタボリック・シンドローム」のポスターを見ながら考えました。「メタボみたいだけどメタボじゃないんだ」くらいの意味を表す単語としては、「メタボ」と-oid で「メタボイド」っちゅうのはどうかな、と。ロボットみたいで なかなか格好いいぞ、「メタボイド」。

でも「メタボイド」だと「メタボの人のおしり(おいど)」と解釈される危険があるな。これはださい。さらに、「メタボみたいだけどメタボじゃないんだ」な人のおしりは「メタボイドイド」か。

あ、わしの順場が来たわ。

というのが、健康診断の日の脳内日記でした。

(*1) субтитры на японском языке

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2009年7月12日 (日)

ワークアウト

手持ちの辞書には、「workout: 練習、トレーニング」などと書いてあります。拙者は外を歩いたり走ったりするだけですが、これを格好良く「ワークアウト」と呼んでも悪くないです。

そのワークアウト時に、音楽をききたいです。先日、小声で歌いながら歩いていたら、どうしても歌詞が思い出せなくなりました。しかも、一番のはじめのところでダメだったのです。こんなとき、イヤフォンをつけていたら良かったなぁと思います。しかし、次のような理由で音楽をききながらのワークアウトはしないことにしています。

以前にイヤフォンをつけて歩いていたら、いつの間にか、ジョギング中の知らんオッサンに追い抜かれました。拙者はオッサンが横に並ぶまで、彼の存在に気がつきませんでした。イヤフォンなしなら足音は聞こえたでしょう。そもそも音楽に気が行っていたので、周囲に注意していなかったのだと思います。不審者がまったくいないとは言い切れませんから、気づかないというのは危ないです。これが第1の理由です。

次の理由は、特に夏場なんですが、イヤフォンをしていると、耳に汗をかいてすぐにかゆくなります。イヤフォンが汗を吸い取ってくれるとか、かゆくなったらウナコーワを出してくれるとか、そんな機能はありません。だから、イヤフォンをつけられないのです。軽いヘッドフォンなら良いかも。

音楽をきけるのはイヤフォンだけではありません。軽いスピーカーもあります。でも、首にスピーカーをぶらさげてワークアウトするっちゅうのは、かなり怪しく見えますので、却下。やっぱり、音を聞かないで歩き、走るしかありません。やはり、歌うのが現実的な選択なようですね。歌詞を覚えるのも老化防止に役立ちそうです(*1)。

(*1) выучить слова песен

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2009年7月 8日 (水)

みちのり

A地点からちょっと離れたB地点まで車で行くとします。道は一本道です。A地点から出発する際に、カーナビにB地点を目的地に登録します。すると、カーナビからは「5キロ以上 道のりです」と聞こえてきます。広辞苑は「みちのり」を「距離、行程」と説明しています。「行程」は「みちのり、旅程」だそうです。この場合「旅程」はちょっとおかしいので、「みちのり」=「距離」と考えられます。

なんか変な日本語ですね。カーナビが言う「5キロ」は、言われなくても距離です (*1)。キロメートルです。キログラムとかキロバイトじゃないです。「5キロ以上です」で十分わかります。そんなややこしいことを言わなくても、道を行ってるのだから、「道のり」がそもそも余分だと思います。

… みたいな独り言を授業中に話しました。すると、即、ツッコミをもらいました。「それは、“道なり“じゃないですか?」と。

ああ、そうか、「道形(みちなり)」=「道のまま、それに沿うこと」なので、「5キロ以上この道沿いに行く」ってことだったのか (*2)。「道形に行く」みたいな日本語は拙者の頭にありましたが、「道形です」は欠けていたようです。さっき試しにカーナビで聞いてみたら、たしかに「みちなり」でした。あああ。

拙者は、何をどのあたりからやり直せば良いでしょうか。

(*1) расстояние
(*2) ехать по этой дороге

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2009年7月 6日 (月)

靴にセンサーを

歩くなり走るなりした記録が残せれば良いなと思っていたところ、おもしろいものに出くわしました。センサーを靴に入れておきます。iPod touch をポケットに入れて走ります。すると、走った距離、カロリーなどが iPod touch に記録されます。気分が乗れば、サイトにアップできます。良くできてるねぇ。

下の写真はセンサーを仕込んでいるところです。ナイキの靴底にはそれらしき場所を備えた種類があるので、これを買いました。試したところでは靴紐にセンサーを固定するバンドでもOKなようです。

Ipod_nike

パソコンや特定の周辺機器だけでなくて、ついにスポーツ用品も合衆国製になってしまいました、わし(*1)。

(*1) спортивные товары

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2009年7月 4日 (土)

オヴァチ

ロシア語の動詞変化には、第1変化と第2変化があります。そしてそれぞれに規則的な変化とそれからちょっとずれた特殊変化があります。第1変化の特殊変化には次のような動詞があります。

рисовать “スケッチする”
― 人称変化するときは、‑ова (ть)‑ を取り去る。
― そのかわりに ‑у‑ を入れる。
― 語尾は普通の ‑ю, ‑ешь ... ‑ют を用いる。

ってことで、人称変化は я рисую, ты рисуешь ... они рисуют になります。命令形は рисуй(те)です。

こういう特殊変化の場合、動詞が長いと不定形と変化形の共通部分つまり語幹も長いので、ある意味、わかりやすいです。たとえば、

不定形がпредседательствовать (議長をする) となる動詞の人称変化: я председательствую, ты председательствуешь ... они председательствуют の例でいくと、人称変化形 председательствую を文章で見て、 知らないから辞書で見ると、変化形自体は載っていなくても、その近所に不定形がありますから大丈夫です。

しかし、単語が短すぎる場合は形が不定形と人称変化でかなり違った感じになります。上と同じ変化をする動詞がはじめにくる文を記しますのでクイズにしましょう。動詞は命令形です。

Куй железо, пока горячо.

Куй (クイ) のクイズです。寒いですね、すみません。ちなみに、рисовать みたいに変化する動詞をその形から「オヴァチ動詞」と名付けることがあります。

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