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2012年1月 6日 (金)

オンリョウ

久しぶりに書いてみます。

家で仕事をするときには音楽があった方がはかどります。気のせいかもしれませんが、そもそも気の問題ですから、気のせいでも音楽が作業を助けてくれればそれにこしたことはありません。

ところが、いろいろ試してはみたものの、グッとくる環境は手に入りませんでした。音楽の種類を変えたりしました。時代にそって、バッハもモーツァルトもベートーベンもカン・スジも、音楽だけではなくて雑踏の効果音も流してみました。しかし、種類を変えたあとしばらくはなんとなく良い感じがしてはいたのですが、長続きしません。どうも仕事に合う音が見つからないのです。気合いがでるよと勧められた「何とかだYO!」みたいな歌もダメでしたYO!。

パソコンで使用中のソフトを切り替える時に邪魔なんだと思い iTunes をやめ、デスクにあるスピーカーに直接 iPod をつないでみても、しっくりきません。一方、イヤフォンは耳がかゆくなるし、ヘッドフォンは暑い。こういうことを、断続的に十年以上やってきたはずです。

しかし、あるとき喫茶店で読書していて気づきました、音楽がある、そして心地よいのです。ピアノです。聞いたことがなかった曲ですが、同じような種類なら試してみたことがあるはずです。なのに、喫茶店のほうが読書が進む感じです。家との違いはいったい何なのか。

コーヒーの香りか? そうかも。きれいなウェイトレスさんか? そうです、いや、そうかも。しかし、決定的なことを見つけました。それは、スピーカーと自分との距離です。正確に言えば、スピーカーはどこにあるかわからないので距離ではないかもしれませんが、少なくとも、自宅の机にあるスピーカーは自分の前です。喫茶店では遠いめのところから音楽が流れているのです。

帰宅してさっそくやってみました。勉強部屋からキッチンにスピーカーを移動しました。そして、喫茶店と同じようにピアノの曲をかけてみます。おおお、すごく良いです、良いですYO! (しつこいな > 自分)

ですが、音量の調節がめんどうなんです。極端に言うと、音楽が変わったら音が大きくなったり小さくなったりで、そのたびによっこいせとキッチンに行く必要があります。あああ、もうダメかも。またこれから十年くらいいろいろやるのか、わしは … とがっくりきました。

しかし、決定打が現れました。それは Apple TV です。これとスピーカーをキッチンに置き (モニタも)、iPod touch から無線で音楽を飛ばすのです。音量は手元の iPod touch でも調節できます (*1)。Apple TV だとネットラジオも聞けますから、ひたすらクラシックを流している局をつけっぱなしでも良いです。

もう1年以上これでやっていますので、仕事中の音楽環境はこれで決まったと言えます。

Apple TV はいろいろ見られるテレビでもあります。というか、本来的な使い方は映像を見ることでしょう。しかし、それはそれです。拙者は音楽を流します。

(*1) 音量を調節する: регулировать громкость

音量だよ、怨霊じゃないよ。こわいYO!

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デジタルもん」カテゴリの記事

コメント

喫茶店で勉強や仕事が進むのは、あーもーいやーと言って突如床にごろごろ!ができないからではないでしょうか?
お久しぶりです。
お元気でしょうか?
一年に一度更新するブログも面白いと思います。

このコメントが届くのも半年後くらいなのかな。届かずにデジタルの海の藻屑になるのかな。もし届いたら、また久しぶりに書いてみて下さい。

先生 ブログ 更新 お願いしますYO!

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