『いるの いないの』
こわい本があるものです。子ども時代の拙者が読んだら、最後の最後で泣いたに違いありません。
うち(もうすぐ年中)はこんな感じでした。はじめのころは、暗いところで本の半分くらいまで演出たっぷりの読み聞かせをしたら子の目に涙が、うっ、泣きそう。次の段階では、ちょっと不愉快になって「こわいから本屋さんに返しに行く」と無茶なことを言いました。
結局、おちつくところにおちついて、今では愛読書の仲間入りです。おちつくところとは、おそらく、「こんなこわいことはうちではおきない」というのを、繰り返し繰り返し説明されて、理解したというのがひとつ。あとひとつは、「あれはいったい誰やねん?」、「ごはんはどうやって食べてんねん?」という、話の展開を楽しめるようになったことだと思っています。
しかし、こわかったです。
怪談えほん (3) いるの いないの、京極 夏彦 (著)、東 雅夫 (編集)、町田 尚子 (イラスト)。
тёмный — темнота — в темноте
“暗い” 関連です。
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