真夜中の …
ラジオ番組「MBSヤングタウン」を長年にわたって担当した渡邊一雄さんは著書でこんなことを書いています。
… ぼくの担当はポリドール・レコード提供の番組で、定番のベルト・ケンプフェルト楽団「真夜中のブルース」やアルフレッド・ハウゼ楽団のタンゴ「碧空」「真珠採りのタンゴ」、新譜のモダン・プレイボーイズ「暗い港のブルース」やスプートニクス「霧のカレリア」など、自分でも楽しく音楽を聞きながら番組が作れた。// 渡邊一雄『ヤンタンの時代』(2005年), p.10. から。
拙者はアルフレッド・ハウゼだけ知っていました。たぶん、父のレコードにあったからでしょう。それ以外は、この本を読んでいる時は気に留めずにいて、後日、なんとなく聞き覚えがあるかも … と感じたのが、ケンプフェルトの名前です。ただ、特段調べることもしないで年月が経ちました。
先日、1987年にモスクワで出版された歌集をぼーっと見ていて、ケンプフェルトの歌が載っているのに気づきました。タイトルは "Strangers in the night" で、ロシア語では "Путники в ночи" です。その説明には「ソ連でも人気を博した — M. マガマーエフの解釈で」と記されています。M. マガマーエフ Муслим Магомаев、なつかしいです。
ヤンタン、ケンプフェルト、マガマーエフ が、拙者の中でつながりました。マガマーエフについては、2008年10月に、拙者が当ブログの記事にしています。
文献:
渡邊一雄『ヤンタンの時代』,2005年.
歌集 — Популярный справочник‑песенник. 1987, Москва.
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